hyperthermia
ハイパーサーミア
当院のハイパーサーミアを初めてご利用いただく方へ
※ハイパーサーミア初診受付は完全予約制となっております。
ご予約の無い場合は受付出来ませんのでご注意ください。
お持ちいただく資料と・ご予約について
お持ちいただく資料 |
・診療情報提供書(紹介状) ・CTやMRI PET検査などの画像情報 (画像情報をお持ち頂けない方は、治療計画作成のために当院での画像検査が必要となります) ・健康保険証 |
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ご予約 |
072-234-1331(ハイパーサーミア予約担当まで) 平日AM 10:00 ~ PM 5:00 |
御予約頂いた診察日に当院院長 和田邦雄の診察を受けていただきます 。
①来院時、受付にお持ちいただいた資料を提出していただきます。
②お持ちいただいた画像検査データを当院の画像サーバーに取り込む作業を行います。
(持ち込む検査量が多ければ非常に時間がかかる事があります)
③取り込んだ画像を元に中央画像管理部とハイパーサーミア担当者で一次カンファレンスを行います 。
④主治医と画像管理部とハイパーサーミア担当者にてカンファレンスを行い、治療計画を立てます。
⑤診察開始:問診を元に治療計画の修正・最終決定を行います。
※患者様が来院されてから、上記の流れで準備が行われます。
更に院長の診察は非常に込み合いますので、初診時のみ受付時より診察まで お時間を要しますので事予め御理解ください。
治療プランについて
温熱療法の原理として癌細胞を43度以上に温めることにより癌細胞だけを死滅さる効果が立証されています。
しかし現実的に癌細胞を43度以上に温めるのは非常に難しいのです。痩せ形の人は比較的容易に43度を達成することが可能ですが、脂肪が多いと脂肪が変性を起こし部分やけどを起こしてしまったり、元々熱いのが苦手な人は温度が上がりきる前に痛みを感じてしまうことがあるためです。
体温より少し高い41度~42度に腫瘍を温めた場合は効果がないのか?
そうでもありません。
43度以下では確かにハイパーサーミア単独で癌細胞を破壊することはできません。
しかし癌治療には温熱療法の他に、抗癌剤・放射線治療・免疫療法など様々な治療方法があります。 43度未満までしか上がらない場合でも、これらの治療と併用することにより他の治療に相乗効果をもたらすことが可能なのです。
最近では43度未満の温熱を『マイルドハイパーサーミア』と呼ばれております。 しかしマイルドハイパーサーミアの場合、温熱療法自体が癌治療最前線に立つ訳ではなく あくまで放射線治療や抗癌剤治療の援護射撃的な役回りとお考えください。 どんな抗癌剤をどのタイミングで使用しているのか?次回放射線治療はいつなのか? それらの都合に合わせ一番相乗効果が得られると判断したタイミングで予約をお取りし 温熱を施行できるよう治療プランを構築致します。
また患部を温めることによりヒートショックプロテインが生まれ、NK細胞が活性化することで免疫力を高める効果が期待でき、患者様のQOLの向上に繋がります。
ハイパーサーミア治療ができない方
治療したい場所に金属などが留置されている場合
(例)胆管癌にて胆管ステントが留置されているケース 『加温する場所に異物があると、その異物が異常高温となり体内にて火傷を起こし浮腫などを起こす危険性がございますので、当院では治療対象外とさせていただいております。